バリ島4日目。
【本日の予定】
ティルタウンプル寺院→キンタマーニ高原→ウルンダ・ヌバトゥール寺院
バリ島到着日に一日お世話になったタクシー運転手Aさん。
手違いで、なかなか空港で会えずにヒヤヒヤしたお話をしましたが、Aさんの優しく誠実な人柄に惹かれて、再びお世話になることにしました。
9時半にホテルにお迎えに来てもらいました。
「今日は遅れなかった^^」
とチャーミングに言うもんだから笑っちゃいます。
寺院に行くということで、今日のAさんはバリの民族衣装を
身に着けています。
耳には私の大好きなプルメリアの花をちょこんと差して✿。
それでは出発しましょう!
ティルタウンプル寺院
「聖なる泉の寺院」としてとてもよく知られています。
入場料 大人Rp50.000 子供Rp25.000
駐車場 Rp5.000
(沐浴をする場合 ロッカー使用料はRp15.000 沐浴用サロンはRp10.000)
入り口でサロン(腰布)を貸してもらえます。
バリのガイドの人が一緒だと安心です。

駐車場にはたくさんの市場が並んでいます
南国のフルーツが盛りだくさん!

朝早くから礼拝を終えた人々が帰っていきます

沐浴前にお祈りを捧げます

沐浴場
無病息災のご利益があるといわれています
外国人がとても多くてびっくり😲
日本人は私たち家族以外カップルを一組みただけだった!
人が多くて沐浴は見学

上に見えるお屋敷は、スカルノ大統領時代に建てられた別荘
今は迎賓館として使われています
デビ夫人がバリに来たときはあそこに滞在するとか

美しい湧水
非常に透明度が高く、青々とした水草がきれいだった
この聖水を引いた沐浴場で多くの信者が祭礼の際に清めの沐浴をし、寺院にお祈りを捧げます

何だか素敵なところでお昼寝してますね

めちゃくちゃ大きな柑橘
中身は食べないで皮を使うって言ってたな

写真を見返してたら、こんなに可愛いものがたくさんあったのに素通りしてしまったことを後悔!

店員さんが「見てるだけ~」って日本語を連呼してるのが面白かった。。
日本人がそうやっていつも断ってるんだろうなと想像がつきますよね(笑)
「すごいね、日本語分かるんだね」って言ってる言葉を耳にした店員さんが、
「わ~か~る~よ~」だって(爆)
キンタマーニ高原&パディスペシャリティコーヒー
全面ガラス張りのこのお店【パディスペシャリティーコーヒー】はSNSでもとても人気のカフェ。
観光客だけでなく、地元の人にも人気だそう。
お店が崖の上に建っていて、入り口はエレベーターで降りて行ったところにあるんです。
お店からの景色がこちら!

大空間の広がる店内からの眺めたるや☆
バトゥール山とバトゥール湖が一望できる最高の景観!!

モダンでありながら温かみのある素敵なインテリア

近代的な建物ですが、最大限にキンタマーニ高原の空気を取り込んで自然と一体化しています

朝は5時半からオープンするので、日の出が見られるそう。
どれだけ美しい景色が広がるのでしょう。。

絶対美味しいでしょ♡

食事のメニューも豊富

外観を写真に撮り忘れたけど、何故かメニュー表の写真を撮っていたので(笑)
これが入り口で、真ん中のエレベーターで下に降りていくのです
おもしろいでしょ~?
ウルンダ・ウルンダ・ヌバトゥール寺院
先ほどのパディースペシャリティコーヒーを右手に、少し先に車を進めると間もなく到着します。
バトゥール湖の女神デヴィ・ウルンダヌを祀っている寺院で、バトゥール湖と共に2012年にユネスコ世界文化遺産に選定されています。
バトゥール山の度重なる噴火をうけ、被害を避けるために現在の場所に移転されました。
本当は湖のほとりにあった寺院。
残念ながらその景色は見られなかったけど、とても静かで、色彩豊かにすばらしく美しい寺院でした。
観光地としてはあまり行く人がいないようですが、キンタマーニ高原に行くなら是非お勧めしたい。
入場料 Rp50,000 (10歳未満は無料)
駐車場 普通車 Rp5,000

寺院前にサロンのレンタルがありますが、「かう?レンタル?」って聞いてくれる場合と、
無理やり購入用のサロンを見繕って巻かれてしまうこともあるので要注意。
はっきりとレンタルと言いましょう。
ガイドの人と一緒に行くのが正解。
安くはないのでバリ島に行くときには腰巻きを1枚持っていくと節約になりますね…

自由きままなわんこと、きらびやかな割れ門
たくさんの祠

細かいところまで美しい彫刻と色彩が施されている

一体どうやって建てたのか興味が湧いてきます

バリ島を観光していると、何故かなじみ深い気持ちになるのは、沖縄を思い出させるからかしら?

動物は心地よいところを本能で知ってるのかな?
メル(多重塔)は日本の五重塔にも似ていますね

ヒンドゥー教ではいたるところに象のモチーフが描かれています
私たちがお世話になったドライバーのAさんは、バリ島生まれのバリ島育ち。
日本語がとても上手なだけでなく、日本の文化にもとても興味を持って本当によく勉強をされている方でした。
(残業とか競馬とかそんなことまで知ってるの?と色々とびっくり😲)
もともとこの観光ガイドの仕事をする前は、小学校の低学年の子供たちに、インドネシア語とバリ語を教える先生だったそうです。
本当に穏やかで勉強熱心。素敵な先生だったんだろうなあ。
ちなみにインドネシアでは公用語はインドネシア語ですが、バリ人同士ではバリ語を使っています。
どうやら、バリ語は階級や関係性によって細やかな敬語を使い分けるらしい。
ちょっと日本語にも考え方は似ているところがあるのかな?
そもそも日本語を流暢に話せるようになることは並大抵なことではないはず。
きっかけは、友達が日本人の女性と結婚したことだったらしいですが^^
勉強法を聞いてみたら、とにかくたくさん聞くことだそうです。
(あ~、やっぱりそうだよね、英語も同じだもんね。。。)
日本語学校に2年ほど通って勉強したそうですが、それだけで話すことは難しいよね。
難しいと言ってくれ~
「毎日、勉強!勉強!」
とおっしゃっていました。耳がイタイ。
日本語に比べたら、英語はもっと簡単に習得できるはず。
う~私も勉強しようかな。。
Aさんには二人のお子さんがいて、長女は社会人、長男はこの9月で大学を卒業して大学院に進むそう。
さらっと月収を教えてくれましたが、約5万円とのこと。
日本人の感覚だととても少ないですよね。
インドネシアの公立大学は半年で7万円と聞きました。
奥さんはバリ島のお菓子を作って市場で売る仕事をしていて、市場で帰りがけに材料を買ってきて、また夜の11時まで翌日の仕込みをしているそうです。
バリ島では共働きが一般的で、Aさんは家族4人で暮らしてきましたが、人によっては平日は実家に子供を預けて働いて、週末に子供に会いに行くパターンも多いみたい。
でもそうすると、どうしても勉強のほうに力を入れるのがおじいちゃんおばあちゃんでは難しいので、将来的に学歴に差が出てきてしまう。
そして将来の経済力にも。
バリ島の学校はお昼ご飯に子供たちが一度家に帰ってくるので(なんですと!?)、お母さんが家にいないとお世話ができないのです。
つくづく日本の給食はありがたい仕組みだなと思いますよね。
街中をタクシーで移動中も、子供をバイクに載せたお母さんたちがたくさんいたので、学校の送迎もしてるんですよね。
とても大変な共働き事情ですが、そうやってAさんも奥さんと二人で懸命に働いてきました。
(Aさんが少しでも収入を得るために、英語も日本語も習得した訳がわかりました。)
そして、子供たちも、両親が自分たちのために一生懸命働いてくれていることをきちんと分かっていて、将来就職したら家にお金を入れてくれるそうです。
あと3年この仕事を頑張って、バリ島の実家でお父さんがやっている農家の仕事を継ぐみたい。
理系(おそらくIT系)の勉強をしている息子さんは、毎日勉強がとても大変で、アルバイトをする時間はないとのこと。
日本でも大学に行く意味は人それぞれだし、経済的にも学力的にもどれだけ勉強に力を入れるかは比べられるものではないけれど、自立していい会社に入ってお金を稼ぐということの重みが違うなと思わずにはいられませんでした。
Aさんは学校の先生だったこともあって、子供たちに最大限の教育をしてあげたいと思ったんだろうな。
リアルな家庭の事情を聞かせていただいて、一生懸命さになんだか涙がにじみました。
どうか、健康に気を付けて幸せでいてほしい。
海外旅行で現地の人の話を聞くことができたこの出会いに心から感謝したい。
一緒に聞いていたうちの子供たちもいい経験ができたんじゃないかな。
遠く離れた日本から、バリ島のAさんとご家族の幸せを願っているのです。
先日、大雨でバリ島も被害を受けたニュースを見ました。
大丈夫だったかな。。
ちなみにホテルの従業員はホテルスクールで接客業を学び、料理人はその道の専門学校に行くとのことなので、日本と一緒ですね。
ただ、バリ島は観光の島なので、ホテルやタクシーの接客業を仕事にする人は英語もしっかり勉強しています。
なるほど!
Aさんに聞いたバリ島の面白い話をすこし☆
バリの言葉で、ワンワンはコンコン
コケコッコーはコッコロヨー(ちょっと高い声でマネしてくれた)
っていうんだって(笑)
あと、ものすごい量のバイクに遭遇してびっくり続きのバリの交通事情ですがバイクは何人乗りまでオッケーかといいますと、4人!
大人2人に子供2人までいいらしい。
ヘルメットはつけないといけないんだけど、お祭りのときは、正装のターバンでいいんだって。
頭を守る意味はどこへ。。。
しかも、どう見ても子供だよねっていうバイクもいたりするけど、特に警察官が取り締まってる様子はなく、「警察っています?」って聞いたら、「警察いないね」って言われましたw
最後に、バリ島での楽しみは、一番はお祭りなんだけど、中でも闘鶏がすごい人気があるらしい。
鶏同士を戦わせて勝敗を決めるらしいんだけど、どうやって勝ち負けがわかるのかと尋ねたら、鶏の足にナイフを付けていて、どっちかが死ぬまでやるんですってエ!!!
で、食べる。
それをとても楽しそうに教えてくれたAさんでした(笑)
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回は最終日。
ホテルで予約していたお楽しみなどなどお送りします。

